敷地の奥が傾斜地なっていて、庭に出来そうなスペースが、建物の1階と2階の中間の高さにある。
そんな段差がある各カテゴリースペースを繋げるようなウッドデッキをプランニングしました。
ポイントは3つ
① 1階居室への日射を遮らないこと。
② 2階リビングからの景観に干渉させないこと。
③ 今後のメンテナンスのし易さ。
①については、鉄骨フレームを使い、ある程度距離を取りながら、建物とウッドデッキを繋ぐことによって
1階窓を塞ぐことのない様にしました。
冬の間、積雪で窓を塞いでしまうことを考え、通路床板は取り外しが出来るようにしています。
②については、傾斜部への落下防止柵を、2階窓下よりも高くならないように設定。
距離も取っているため景観上はほとんど気にならない様になりました。
長く使用してもらうために、計画段階で大切にしなければならないのが③
今回使用した木材は全て”ツーバイ材”といわれるもの。木造建築でも用いられる材料ですが、
いまではほとんどのホームセンターで販売されている一般的な材料で、購入しやすくサイズも豊富。
将来、交換が必要になった場合も、工事業者へ依頼しなくてもセルフメンテナンスが可能。
より良いガーデンライフを送るための一つの工夫です。
ウッドデッキ下の法面には、木杭を使って階段を設置。こちらの資材もホームセンターで購入可能。
どんな敷地条件でも、工夫次第で素敵な庭を作ることは可能です。みなさんも是非。