介護リフォームを行う上で注意しなければならないのは、”どこまでリフォームするのか”ということ。近年、介護機器や建材は、様々なものが開発され、使用方法も簡単になってきました。しかし行き過ぎた住環境整備は、介護者が現時点で維持している身体機能を低下させ、”寝たきり”の要因となる可能性を含んでいます。

 また、同じ疾患・障害であっても、身体に掛る負担や必要な介護内容は人それぞれ。手摺の高さ一つとっても、介護者に合わない位置に取り付けられると、かえって無理が掛り、怪我や故障、精神的負担にも繋がっていきます。

 弊社はまず、介護者本人が ”していること” をしっかりとリサーチし、そこを補佐するための ”今必要なリフォーム” を導き出していく事に重点を置いています。場合によっては理学療法士・作業療法士との運動能力の確認や、介護支援専門員(ケアマネジャー)作成による、ケアプランに沿った住環境整備を検討し、”出来ること” を取り入れていくなど、長期的な視点に立ったリフォームプランを作成し、身体機能の維持と向上を目指していきます。

 それと並行して、”介助者の負担”を軽減する住環境整備”も検討が必要です。日々繰り返される介助作業は、身体的だけではなく、精神的にも負担が大きく、結果、家庭内がうまく行かなくなるという事例も少なくありません。介護者だけでなく、家庭全体に目を向けることも、長い介護生活を維持してくためには大事な要素。”介護”に関わる全ての立場から聞き取りを行い、全体のバランスを図ったプランニングを心がけています。

 介護保険制度による給付サービス(予防給付・介護給付)。地方自治体等による住宅改造費助成制度などについても対応させて頂いております。また、福祉住環境コーディネーターの資格の下、給付申請に必要な”理由書”の作成も、プランニングと合わせて弊社での一括対応が可能です。

まずは一度ご相談ください。

 

■ 計画~着工までのプロセス ■

1.事前調査・計画
◇ 希望改修工事内容の確認。
◇ 要支援・要介護の確認。
◇ 改修資金ローン等のお手伝い
◇ 各給付制度の検討。

2.計画設計・概算積算
◇ リフォームプランの提案。
◇ リフォームプランによる概算金額の算出。
◇ 目標工事金額の検討。
※ 内容によって提出まで1週間~3週間頂いております。

3.設計契約
◇ 実施設計業務契約。

4.実施設計
◇ 詳細図面の作成。
◇ 使用介護器具・用具の選択。
※ 工事内容によって2週間~2ヶ月程度の期間を頂いております。
◇ 各給付制度の申請手続きのお手伝い。”理由書”の作成。
※ 各給付金は一般的に”償還払い”となります。

5.実施工事費算出
◇ 各専門工事業者への見積依頼。
◇ 各見積の比較検討・
◇ 工事内容の調整・金額交渉。

6.実施工事金額提出・契約
◇ 最終工事内容・工事金額の説明。
◇ 工事施工請負契約。
◇ 施工管理業務契約。(※分離発注の場合)
◇ 各専門工事業者契約。(※分離分割発注の場合)

7.着工準備
◇ 着工時期・工事期間の確認。
※ 工事内容により工事期間中のお引っ越し・一時入院が必要な場合があります。

8.着工
◇ 改修工事に着手します。

■ 着工~完成までのプロセス ■

9.改修工事
◇ 工事期間・工事内容は各プロジェクトごとに異なります。
※ 内部造作前にクライアント立会いによる施工内容の最終確認を行います。
※ 必要に応じて、工事期間中に現場にて各設備を検証して頂く場合があります。

10.清掃・最終確認
◇ 美装作業。
◇ クライアント立会いによる仕上最終確認・介護設備機器の動線・動作確認。
※ 最終調整も含め工事期間は1週間~2週間程度となります。
◇ 追加工事等による最終工事金額の取りまとめ。

11.銀行融資・支払
◇ 銀行融資実行のお手伝い。各業者支払の確認。

12.竣工・お引き渡し
◇ 専門工事業者による各設備機器の取り扱い説明があります。
◇ 竣工祭(ご希望された場合のみ)

■ 完成後のアフター体制 ■

13.使用状況の確認
◇ 完成から1ヶ月・6ヶ月・1年のスパンで使用状況を確認。器具調整の検討。
◇ 各専門工事業者へ設備機器の調整依頼。
※ その他、必要に応じて対応させて頂きます。

 

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