以前もBlogに載せさせてもらったことがあるのですが、

また、改めて・・・。

 

職人の新人時代に、先輩から言われた、 今でも忘れられない言葉がある。

”良い仕事は、良い結果を生む”

”悪い仕事は、悪い結果にしかならない”

”それなりの仕事は、それなりの結果になる”

「で、お前”それなり”でいいのか?」

 

衝撃的な言葉だった。

自分で言うのもなんだが、手先は器用な方だったので、

与えられた仕事は”それなり”にこなしていた。

ただそれが”とことん突き詰めた仕事”というわけではなかった。

そんな僕の”それなり”の仕事を感じ取って、

先輩が言ってくれた言葉だった。

ありがたかった。

それと同時に、なんとなく形になっていることに

満足していた自分が恥ずかしかった。

 

それからだ。

”今、目の前の仕事に全力を尽くす”

そう自分に誓ったのは。

 

先日その先輩に会った。 とても久しぶりだった。

以前より、少し優しい目をしていたけれど、

仕事の打ち合わせが始まった瞬間から、

あの頃と同じ切り替わって、真剣に向き合い考えていた。

 

うれしかった。

その先輩も、もう「親方」と呼ばれるようになっていたが

何も変わらず”自分がすべき仕事”に全力だった。

今は”大工”の仕事から離れ、気付けば”設計士”になっている僕だけど

あらためて ”頑張ろう” そう想えた有難い素敵な時間だった。

 

設計士としての僕の永遠のテーマ。

”そこに住み生きる全てに寄り添う建築”

れからもブレること無く、そこに邁進していきます!