塀全体が組み終わり、今回は花壇作りです。
まずは、木塀下の隙間を埋めていく作業。
ここには、以前庭にあった大きな石を”再利用”します。
各石の形や特徴を取られながら、
30cm程度の高さの石垣になるよう組んでいきます。
組む時には、大きな石の間に小石を挟めたり、
僅かな隙間には土を詰めながら組んで行くと
全体が一体となり、崩れ難くなります。
次にレンガを使って、パーゴラと石垣の間を塞いでいきます。
レンガは本来間にモルタルを詰め、
目地を付けながら組んでいくのが通常ですが、
左官職人ではない僕には、当然そんな技術はありません。
そこで今回は目地を設けず、レンガ用のボンドを使って、
組んで行くことにしました。
綺麗に組むコツとしては、
一度ボンドを使わずに全体を組み上げ、
上下左右に干渉し合うレンガの相性を確認しておくこと。
同じ様に見えるレンガも、やはり微妙に違いがあるもの。
今回のように”目地無し”で組み場合は微調整がし難いため、
この”相性”の良し悪しが、”仕上がり”の良し悪しに
直接繋がっていきます。
手間は掛りますが、ここは妥協ならない、大事なポイントです。
完成した状態がこちら。
今回は反対側も同様の作業を行い、
花壇が庭の左右に配置されるようにしました。
組んだ後は、念のため2日ほどそのまま放置し、
ボンドの硬化が充分になってから、
花壇内に黒土を入れていきます。
黒土は一気に入れず、その”土圧”が掛っても
レンガの強度に影響が出ないかを確認しながら、
均一に馴らしていくのがポイントです。
長く使える花壇を作るためにも、焦りは禁物。
進みは遅くなりましたが、自分でも納得の仕上がりになりました。
次回は扉を組んでいく予定です。
では。