じつは以前から、姉夫婦の自宅のウッドデッキを手掛けている。
「姉ちゃんの家は、僕が建てる!」
なぁ~んて子供のころの約束は見事に果たせなかったが、
せめて少しは携りたいと思い、設計・積算から始まり、
少しずつ進めさせてもらっている。
建物からウッドデッキへのアプローチに使う鉄骨部分は、
鉄工所に勤めていた、義兄のお父さんにご協力いただき、
束石設置・木材加工・塗装・組み立ては,実父や義兄、
姉といっしょに、大粒の汗をかきながら・・・。
まさに100%身内の人間によるウッドデッキ造り。
”楽しい”
元々”作る”ということが大好きなので、
久々のキツい肉体労働も、「姉のために!」
などと言いながら、思いっきり楽しんでいる
自分がどこかにいる。
やはり、何かを創り出していくのは、
楽しくて仕方がない。
今僕の生きる糧となっている”設計”という仕事も結局は同じ。
子供のころから抱いているこの想いを根本にして
仕事をしている自分は、とても幸せなのかも知れない。
”好きな事”だけを押し通して行けるほど、
世の中はそんなに甘くはない。
”嫌な事”からも逃げずに乗り越えなければならない。
むしろその方が多いかもしれない。
ただその根本は忘れずに、建築家としての道を
進んでいきたい。
納品された、鉄骨階段を眺めながら、
”そんな想い”に改めて気が付いた、
なんとも穏やかな週末でした。
秋ですねぇ。(笑)