これまで、プランニングについての
僕なりの手順と考え方について、投稿してきましたが、
今回からは、クライアントへの”プレゼン方法”も含め、
本プランの概要を説明していきたいと思います。
まずは、プレゼン準備の一つとして、
クライアントがイメージしやすいように、
”パース図”を描きます。
僕が描く内観パースについては、
室内の奥行きが感じ取りやすいよう
”一点透視図法”で作成することが多いです。
手書きパースの、良いところは、
見せたい部分を、見せたい距離感で、
表現できるところです。
上のパース写真で言いますと、
通常この位置から、中2階と吹き抜けとの繋がりは
見えないはずです。
これは3D対応のCADソフトなどを使って
パースを作成したとしても同様です。
また、中2階が見える位置まで視点をズラした場合
奥行き感が失われ、ポイントを伝えられる
パースにならない。
この微妙な調整が手書きなら可能なのです。
パースの輪郭を描き終えた後は、
フロアーラインや陰影を用紙の裏側から描き込み
より奥行きがイメージしやすいようにします。
最後に各ポイントを簡単に描き込んで
パース図作成は終了。
今回は、吹抜け側からのリビングの眺めも描いてみました。
これで、プレゼン準備の完了です。
これらを用いての説明はまた次回。
では。