目標プラン。
今回は外観の説明をです。
コンセプトは”融合・共存”
外観は、アクロフレックスなどの塗り壁材を使用。
白色を基調とした仕上げをイメージ。
玄関上の木板張り部分に関しては、
パインもしくはライトオークなど、
少し明るめの色で塗装し、塗り壁と合わせて
”自然素材”のような質感を主として本体を仕上げます。
そんな中で、道路側から見える壁の一部だけ
黒色の板金壁を使用し、デザインに強いインパクトを
付けたいと考えています。
そのため、屋根の高さにあえて段差を付け、
斜め屋根と塗り壁・木張りでやわらかい本体に、
堅い鉄の箱が並んだようなデザインにし、
”硬と軟の共存”を図りました。
木板張り面に関しては、”経年変化”をしていく中で、
シルバーグレーに色が変化していくのを
楽しむのも良いかなと考えています。
板金壁北側の一部は、
壁面が引っ込んだ収まりになっていて、
そこにガスボンベやオイルタンクなどを
設置するようにしました。
この様にライフラインを道路側に寄せることで、
冬季のガスタンク交換や、灯油の補充などを行う時の
通路の確保が容易で、上方からの落雪や、
雨による劣化の軽減にも繋がります。
ライフラインを支えてくださる業者さんへの配慮も
より良い生活を支えていく上で、大事な要素。
冬季の必要除雪範囲も、小さくなってきます。
また一段引っ込んでいることで、
道路側であっても、大きく目立たないようになります。
これも外観デザインの印象を損なわないための、
大切な工夫の一つです。
事務所側についても、同じ素材で仕上げ、
その間を、スロープで繋げていきます。
スロープのルートを住宅側と事務所側で分けず
あえて融合させて計画することで、
スロープの距離を長く取ることができ、
その分だけ”傾斜を緩くする”ことが可能になります。
スロープ上部にはパーゴラを設置し、
そこをツタ系の植物で”緑園化”することで、
ガーデニングスペースとの一体化を図り、
道路側からの”目隠し効果”も高めてくれます。
以上が外観の概要です。
次回は1階の間取り説明を行います。
では。