3月6日。ノエルが天国に旅立ちました。
以前ブログでも書かせてもらいましたが、
去年の1月初旬、ノエルの腸管に悪性腫瘍が見つかっていました。
”早ければ余命1ヶ月”そう告げられてから、
家族みんなでこの病気と向き合い、葛藤する日々がはじまりました。
腫瘍の摘出手術と抗癌剤投与。
大きな負担が掛る治療の日々の中での腫瘍の再発。
つらい時間を重ねながら、
懸命に頑張ってくれたノエル。
気付けば春を迎え、夏には庭で日向ぼっこして
秋には家族で旅行にも行き、
冬には、大好きな雪原の中ではしゃいでいたノエル。
本当に幸せな時間でした。
”このまま穏やかに時が過ぎてくれれば”
只々それを願う日々でしたが、
それはかなわないものとなりました。
ノエルの死因は、病気と闘う中で腸壁の一部が弱り、
その部分が破れてしまい、食べたものが腹内に漏れた為
腹膜炎を起こしてしまったのが原因。
不調を訴えたのが4日の午後。
普段からノエルを支えてくださった担当医の方々も
懸命の処置をして頂きましたが、
6日の朝、願い届かず天国へ昇っていきました。
本当にあっという間でした。
思えばこの一年、家族としての大きな愛を感じながら
過ごすことの出来た一年でした。
病気が分かったあの日、妻と二人でノエルを抱きしめながら
”ノエルにしてあげたい”と思う事がたくさん浮かんできました。
ノエルはそれをかなえさせるために
”一年”という時間を僕らに与えてくれたのかもしれません。
そして”心の準備”をさせてくれる時間を・・・。
ありがとうノエル。
あなたは僕ら夫婦に、たくさんの物を与えてくれました。
あなたの存在が、僕らの家族の絆を強くしてくれました。
僕に、建築士として独立する勇気をくれました。
正直、今はまだつらいです。
初七日の夜、あなたの写真に手を合わせた時、
寂しさが強く胸を締め付けました。
でも、その胸を張って少しずつ前へ進んでいこうと思います。
あなたの親になれた事、それは僕の誇りだから。
あなたという”自慢の息子”が僕にはいるんだ!
そう心に刻んで、生きていきます。
だからこれからも、そばで見ていてください。
ノエル。大好きだよ。
ありがとう。
そして・・・。おやすみ。